株式会社ナカヤマ

MIYAGI OYSTERPROJECT

  • SHARE
  • Facebook
  • twitter

宮城の牡蠣を世界中の人々の食卓へ

ABOUT

これまで宮城県産の牡蠣は日本国内かつ冬期のみに流通する食材でした。「好条件に恵まれた宮城の牡蠣をもっと多くの人に食べてもらいたい」、「宮城の牡蠣は世界で勝負できる」という思いから、MIYAGI OYSTERプロジェクトは始まりました。

宮城県産の牡蠣は世界屈指の漁場で育ちます。三陸沖は親潮と黒潮という二つの海流がぶつかるため、栄養分が豊富。さらに、山に囲まれたリアス式海岸を擁するため、山からのミネラルも豊富となっています。私たちは、宮城県産の牡蠣を「MIYAGI OYSTER」としてブランド化し、世界中の人々の食卓に届けています。

BACKGROUND

宮城県の生食用牡蠣は、日本国内での生産量が第一位で、言わずと知れた名産地。冬期は日本全国の量販店などに生食用牡蠣として流通していますが、生食用と加熱用の牡蠣の違いは決して「鮮度」ではありません。日本国内で生食用の牡蠣になるのは、清浄海域で生産された牡蠣だけ。清浄海域とは、生活排水や工業廃水が流れ込まず、かつ水質検査など各種検査を行い、水揚げ直後に生で食べても人体に害がないことが確認されている海域です。宮城県から岩手県までの三陸沿岸の海域は、清浄海域なのです。

宮城県産の種牡蠣は、1912年から1978年の間、アメリカに大量に輸出されました。そのDNAを受け継いだ牡蠣が、現在はパシフィックオイスター、またはMIYAGI OYSTERとしてアメリカ西海岸エリアで養殖されています。また1967年には、フランスのブルターニュ地方で養殖されていたヨーロッパヒラ牡蠣(ブロン牡蠣)が疫病による絶滅の危機に瀕した際に日本から牡蠣の稚貝が大量に送ったことで、牡蠣絶滅の危機を脱する事が出来ました。

現在フランスでは日本由来の種苗での牡蠣養殖が定番となり、フランスの牡蠣業界を救ったとされています。3.11の震災時にはフランスからの支援である「フランスお返しプロジェクト」が組まれ、大量の養殖資材などの物資が被災地の漁業者に届けられました。また宮城県石巻市の万石浦は、近代的な養殖方法である『垂下式養殖』の技術が日本国内はもとより、海外にまで派生していきました。同時に種苗の一大生産地となっており、日本全国の牡蠣生産地に稚貝を供給する大事な役割を担っているのが宮城県です。

RESULT

2020年6月 宮城県が水産庁を通じてシンガポール政府に提出した「衛生管理プログラム」承認2021年2月 輸出に必要な衛生証明書の発行を開始。それに伴い、宮城県初となる『生きた牡蠣』が仙台国際空港通関を経て、シンガポールに輸出されることになりました。行政、宮城県漁協、検査機関、仙台国際空港、提携生産者との連携の賜物です。国内市場が冷え込む中だけに、期待は大きくなっています。

2021年 『OYSTER PATE』が、農林水産大臣賞を受賞
「MIYAGI OYSTER」、宮城県の秋保ワイナリーの「白ワイン」、「蔵王山麓バター」を贅沢に使用した、牡蠣の芳醇な旨味を感じられるこだわりの牡蠣パテ。宮城県内最高の食材とコラボレーションした濃厚な自然の恵を、ご自宅で。